トレーニングプログラムの内容
A〜Eブロックの1サイクルメニュー(1サイクル=5日×2=10日※ブロックD、Eは1サイクル=5日)
前提ルール(再確認)
・分割:
Day1:下(脚・瞬発)
Day2:上(Pull)
Day3:下(脚・瞬発)
Day4:上(Push)
Day5:アクティブレスト or テクニカル
・原則:フォーム、RPEを徹底的に守る。レップ数は目標レップ数付近に結果として収まるとベスト。
ブロックA:フォーム習得(テンポ・可動域)+ワークキャパシティ(RPE 6.5〜8.0)
Day1:下(脚・瞬発)
クリーン3×3 RPE7
フロントスクワット4×8〜10 RPE7
RDL 3×10〜12 RPE7
レッグエクステンション2×15 RPE6.5
カーフレイズ3×20 RPE7
Day2 上 (Pull)
懸垂4×6〜8 RPE7
シーテッドロー3×10 RPE7
ベントオーバーロー2×12 RPE6.5
ラットプルダウン3×12RPE7
シュラッグ3×15 RPE7
アームカール3×12〜15 RPE7
Day3 下(脚+瞬発)
ブルガリアンSQジャンプ3×5 RPE7
ケトルベルスイング3×10 RPE7
バックスクワット4×8 RPE7
レッグカール3×15 RPE7
アブローラー3×10 RPE7
縄跳び3×100回
Day4上 (Push)
ベンチプレス4×8〜10 RPE7
インクラインDBプレス3×10〜12 RPE7
サイドレイズ3×15〜20 RPE7
プッシュダウン3×15 RPE7
ディップス(自重)2×10〜12 RPE7
Day5レスト
アクティブレスト(NEAT、サウナ、ラダー、ミニハードル)orコアトレーニング⸻
ブロックB:筋肥大(RPE 8〜9)
Day1 下(脚+瞬発)
クリーン3×2 RPE7.5
フロントスクワット4×6〜8 RPE8.5
RDL 4×10 RPE8
カーフレイズ4×20 RPE8
Day2上 (Pull)
懸垂(加重)4×6〜8 RPE8
シーテッドロー4×10 RPE8
ベントオーバーロー3×8〜10 RPE8.5
ラットプルダウン3×10 RPE8
シュラッグ4×12 RPE7
アームカール4×12 RPE8
Day3下(脚+瞬発)
ブルガリアンSQジャンプ3×5 RPE8
バックスクワット4×6〜8 RPE8
レッグプレス4×10 RPE8
レッグカール4×12 RPE8
アブローラー4×10 RPE8
縄跳び3×150回
Day4上 (Push)
ベンチプレス4×6〜8 RPE8.5
インクラインDBプレス4×8〜10 RPE8
サイドレイズ4×15 RPE8
プッシュダウン4×15 RPE8
ディップス(加重)3×8 RPE8
Day5レスト
アクティブレスト(NEAT、サウナ、ラダー、ミニハードル)orコアトレーニング
ブロックC:筋力・出力(RPE 8.5〜9.5)
Day1 下(脚+瞬発)
クリーン4×2 RPE9
フロントスクワット4×5 RPE9
RDL 4×8 RPE8.5
カーフレイズ4×15〜20 RPE9
Day2上 (Pull)
懸垂(加重)4×5〜6 RPE9
シーテッドロー3×8 RPE8.5
ワンハンドロー4×6 RPE9
ラットプルダウン3×8 RPE8.5
シュラッグ4×8 RPE9
アームカール3×10 RPE8
Day3下(脚+瞬発)
ブルガリアンSQジャンプ3×5 RPE9
バックスクワット5×5 RPE9
レッグプレス3×8 RPE8.5
レッグカール3×10 RPE8.5
アブローラー(荷重)4×8 RPE8.5
縄跳び3×150回
Day4上 (Push)
ベンチプレス5×5 RPE9
インクラインDBプレス3×6 RPE8.5
サイドレイズ3×12 RPE8
ディップス(荷重)4×6 RPE9
Day5レスト
アクティブレスト(NEAT、サウナ、ラダー、ミニハードル)orコアトレーニング
⸻
ブロックD:ディロード(RPE 6〜7)(1サイクル=5日)
ブロックB対応ディロード(5日間)
目的:筋肥大ブロック後の回復と神経系リフレッシュ/RPE6〜6.5中心
Day1:下半身+瞬発(Leg+Power)
クリーン(軽負荷でフォーム練習):3×2(RPE6、40〜50%1RM)
フロントスクワット:3×5(RPE6、60%1RM)
RDL(テンポ3-1-1):2×10(RPE6)
レッグエクステンション:2×12(RPE6)
カーフレイズ(自重 or 軽負荷):2×15
アブローラー(膝コロ):2×10
Day2:Pull(背中・上腕)
懸垂(自重):2〜3×5(RPE6)
シーテッドロー(マシン):2×10(RPE6)
ラットプルダウン:2×10(RPE6)
アームカール(EZバー or ダンベル):2×10(RPE6)
シュラッグ:2×12(RPE6)
Day3:下半身+瞬発(Leg+Power)
バックスクワット:3×5(RPE6、60%1RM)
レッグプレス:2×10(RPE6)
レッグカール:2×12(RPE6)
ジャンピングスクワット(自重):2×5(瞬発重視)アブローラー(膝コロ):2×10
縄跳び:2×100回(流しでOK)
Day4:Push(胸・肩・腕)
ベンチプレス:3×5(RPE6、60%1RM)
インクラインDBプレス:2×8(RPE6)
サイドレイズ:2×12(RPE6)
プッシュダウン:2×12(RPE6)
ディップス(自重):1〜2×8(RPE6〜6.5)
Day5:アクティブレスト or 技術
ラダー、ミニハードル、フォームドリル(20〜30分)
ストレッチ/モビリティ(20分)
軽めのボールスキル or 動作確認(パス・キャッチ)
🔁補足
Bブロック後は「筋損傷と中枢の疲労」が溜まりがち → ディロードでは「関節への負荷減」と「神経系の再調整」に比重を置く
テンポゆっくり・可動域意識・丁寧なフォームを意識して
軽重量でも“効かせる・動かす・感じる”練習が狙い
Bの高ボリュームに対して、「セット数▲1〜2、重量▲30〜40%、RPE▲2〜3」がちょうどいい
ブロックC対応ディロード(5日間)
Day1:下半身+瞬発(Leg+Power)
バックスクワット:3×4(RPE6、60〜65%1RM)ブルガリアンスクワット(体重or軽負荷):2×6/脚(RPE6)
ジャンピングスクワット(自重):2×5(瞬発意識)レッグカール(マシン):2×10(RPE6.5)
アブローラー:2×10(膝コロ)
Day2:Pull(背中・上腕)
懸垂(自重):3×5〜6(RPE6.5)
シーテッドロー:2×10(RPE6〜6.5)
ラットプルダウン:2×10(RPE6.5)
アームカール(EZバーorダンベル):2×10(RPE6)シュラッグ(軽め):2×12(RPE6)
Day3:下半身+瞬発(Leg+Power)
シーテッドレッグプレス:2×10(RPE6)
ルーマニアンデッドリフト:2×8(RPE6)
スプリットジャンプ(自重):2×5(瞬発)
カーフレイズ(自重or軽負荷):2×15
アブローラー:2×10(膝コロ)
Day4:Push(胸・肩・腕)
ベンチプレス:3×5(RPE6、60〜65%1RM)
インクラインDBプレス:2×8(RPE6)
ディップス(自重):2×6〜8(RPE6)
サイドレイズ:2×12(RPE6)
プッシュアップ(膝つきOK):1×限界まで
Day5:全身アクティブ or オフ
ウォーキング or 軽い縄跳び:20〜30分
ストレッチ&モビリティ:20分
希望があればボールスキル or 軽いフォーム練習
🔁補足
・ディロードはB、Cに対して行うので、それぞれのブロックの後にそれぞれから計算して行う。また、原則半ブロック(5日間)で十分。疲労が溜まりすぎてる時は1ブロック行うと明らかにパフォーマンスが上がる。また、ディロードではないが12月付近のB、Cの繰り返しになる部分でAを意図的に挟むのはあり。
・各種目、1セット目に「フォーム動画撮影」して意識確認もおすすめ。
・ウェイトは普段のメイン重量の「60〜70%」が目安。
・動作テンポは「ゆっくり丁寧+コントロール重視」。瞬発系だけ爆発的に。
※すべての種目を1〜2セット減、重量も65〜70%に
→「正確なフォーム」「可動域確認」「テンポ重視」
前のブロックに対してのディロードメニュー
例:「ベンチプレス:普段80kgなら→50〜55kgでフォーム確認」「RDL→テンポ3-1-1で挙上」
ブロックE:最大出力・ピーキング(RPE 9.5〜10)
目的:
・各種目での「PR狙い」や最大出力の発揮
・神経系のピーク引き出し+記録の再キャリブレーション
・年数回(例:11月末、3月末、6月頭)に導入し、進捗確認・意欲上昇につなげる
Day1(脚+瞬発)
パワークリーン:5×1(RPE9.5〜10、3レップ目安で限界挑戦)
バックスクワット:1RM狙い → バックオフ2×3(RPE9)
RDL or デッドリフト:3×5(RPE8.5)※今回は「記録狙いではない」
アブローラー(荷重):3×10(RPE9)
Day2(Pull)
懸垂(荷重):MAX挑戦(1RM or 3RM)、バックオフ2×4(RPE8.5)
シーテッドロー:3×8(RPE9)
ラットプルダウン:3×10(RPE9)
アームカール:2×10〜12(RPE8)
Day3(脚+瞬発)
ボックスジャンプ:3×3(高めの台)
フロントスクワット:3×3(RPE9.5)
レッグプレス:3×6(RPE9)
レッグカール:3×10(RPE8.5)
縄跳び:3×150回(流し)
Day4(Push)
ベンチプレス:1RM or 3RM挑戦、バックオフ3×3(RPE8.5〜9)
ディップス(荷重):MAX挑戦(1RM or 3RM)、バックオフ2×5(RPE8.5)
サイドレイズ:2×12(RPE8)
プッシュダウン:2×15(RPE8)
Day5(レスト or 軽い技術確認)
アクティブレスト or 可動域調整(ミニハードル・ストレッチ・マッサージなど)
🔁 ブロックの狙いとフェーズ適合性
ブロック | 目的 | 適用フェーズ | RPE目安 |
A | フォーム習得・可動域・筋持久・耐性向上 | 減量初期・再始動 | RPE 6.5〜8.0 |
B | 中〜高ボリューム筋肥大・代謝活性 | 減量後期・リコンプ・増量 | RPE 8.0〜9.0 |
C | 高強度・神経適応・筋力向上 | リコンプ後期・増量期 | RPE 8.5〜9.5 |
D | ディロード・可動域確認・回復 | 各ブロック末期、疲労蓄積時 | RPE 6.0〜7.0 |
E | 最大出力・記録狙い・ピーキング | 増量最終〜調整期(目標確認週) | RPE 9.5〜10.0 |
⸻
🔧補足アドバイス
・リコンプ期は「C多め or B多め」で柔軟に調整可能→ 体脂肪が落ちすぎればB多めでボリューム確保→ 回復力に余裕があればCで高強度入れる
・増量期終盤(2月)にC→D→Cとするのは、神経系・関節ケアを意識
・3月の調整フェーズで1度体脂肪をチェックして、ミニカットかリコンプか選ぶ
フェーズごとの目的に最適化されたブロックの順番
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✅前提条件(再確認)
現在(2025年6月頭):体重80.5kg・体脂肪率16.9%
目標(2026年夏):90kg・体脂肪率13〜15%
大戦略:
①6〜7月=ミニカット(体脂肪率13〜15%まで)②8〜10月=リコンプ(筋量増加+脂肪減少)
③11月〜2月=本格増量期
④3〜5月=調整期(ミニカット or リコンプ)
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📅 年間ブロック周期表(2025年6月〜2026年5月)
月 | フェーズ | 目的 | ブロック配分(サイクル単位) |
6月 | ミニカット | 体脂肪率13〜15%へ | A(1)→B(1)→C(1)→D(1) |
7月 | ミニカット | 仕上げ・代謝維持 | B(2)→C(1)→D(1) |
8月 | リコンプ | 筋量↑・体脂肪↓ | B(2)→C(1)→D(1) |
9月 | リコンプ | 高強度への適応 | C(2)→B(1)→D(1) |
10月 | リコンプ | 筋力+筋肥大維持 | B(1)→C(1)→B(1)→D(1) |
11月 | 増量導入 | ボリューム重視の筋肥大 | B(2)→C(1)→D(1) |
12月 | 増量本格 | 筋量最大化・高強度導入 | C(2)→B(1)→D(1) |
1月 | 増量維持 | 筋力と筋肉サイズ最大化 | C(2)→B(1)→D(1) |
2月 | 増量仕上げ | 高重量への耐性構築 | C(2)→B(1)→C(1) |
3月 | ミニカット or リコンプ | 絞りながら筋量維持 | B(2)→C(1)→D(1) |
4月 | リコンプ or 維持 | ボディ調整 | B(1)→C(1)→B(1)→D(1) |
5月 | 状態確認&維持 | 来夏仕上げ準備 | B(2)→C(1)→D(1) |
記録更新のタイミングでEブロックを導入
⚠️Eブロックは「疲労の蓄積を前提にしない」ため、直前のDブロックで整えてから入るか、前半のCブロックで勢いをつけて流れで入るのが理想。
月 | フェーズ | ブロック配分例 |
6月 | ミニカット | A(1)→B(1)→C(1)→E(1) |
10月末 | リコンプ末期 | B(2)→C(1)→E(1) |
2月末 | 増量終了 | C(2)→**E(1)**→D(1) |
5月 | 仕上げの確認 | C(1)→**E(1)**→D(1) |
※A(1)は5日×2を示す
⸻
代替種目
●脚
・ブルガリアンスクワット→ RDL / レッグプレス / バックスクワット
・デッドリフト(Cブロックで交互で) →スクワット
●背中
・ラットプルダウン→懸垂 / シーテッドロー
・ワンハンドローイング→シーテッドローの代わり(時々)
●瞬発
・ケトルベルスイング→ クリーン / 縄跳びと交代 or 追加種目
・ボックスジャンプ→縄跳び
・クリーンプル→クリーン
●腕
・スカルクラッシャー→ プッシュダウン or ディップス(高RPE時)
・バーベルアームカール、プリーチャーカール→アームカール
●肩
・ダンベルショルダープレス、ミリタリープレス→サイドレイズ
留意点
●大事なこと
①プログラムを信じつつ、その中での質とフィードバックの積み重ねが大切
②サイクルより守らなければならないもの
・「疲労管理と神経系のリカバリー」が最優先,焦って詰め込むより、質をキープすることの方が最短最速に直結する
・適切な頻度(部位あたり週2)
・進行性オーバーロード(重量・ボリュームの漸進)
・回復を超えない疲労の蓄積
・種目の順番は守る
・1サイクル6日以内に収めること
・レストは高強度種目の後に入れること
・5日サイクル厳守=疲労の蓄積で停滞のリスク
・目標は“日数を守ること”じゃなくて“成長を最大化すること”
・体はカレンダーを知らない
④レスト日の非固定化について
(レスト日を前倒し/後倒しする方式)は、年間通して一番うまく回しやすいサイクル運用法の1つ
⑤ 「ブロック間の移行」について
(例:「C→Bへ移る際は1日オフ or Day1のRPE−1でスタート」など)
意図:連続で高強度が続いた時の“滑らかな移行”をガイドするため
●疲労管理 (RPE、ボリューム過多、疲労蓄積)
①Cブロックの疲労について
脚が疲労過多になる可能性があるのでweek2のジャンプ種目をオフにするなど工夫する。
② 疲労・回復の見極めリスト(5段階評価)
項目 | 回復してる兆候(◎) | 疲労が残ってる兆候(×) |
筋肉の張り・反応 | 張りがある/軽いパンプで反応する | 張りがない/パンプしにくい |
前回重量との比較意欲 | 「今日は伸びそう」「攻めたい」感覚 | 「正直キツい」「重く感じそう」 |
起床時の感覚 | スッキリ、体が軽い/元気 | ダルさ、体が重い、寝起き悪い |
関節の違和感・痛み | ノープロブレム | 少しでも違和感/嫌な感覚がある |
集中力・モチベーション | 前向き、集中できそう | ボーッとする/だるい/面倒くさい |
前回トレの疲労残り | DOMS軽度またはナシ | 筋肉痛が強い/だるさが残る |
睡眠時間・質 | 6.5〜8時間以上で中途覚醒なし | 4〜6時間未満、または寝た気しない |
食欲の状態 | いつも通り/むしろ腹減る | 食欲ない/お腹減らない |
RPEでの「ズレ」 | 想定通りの重さ/RPEコントロールできる | 想定よりキツい、効かせるのが難しい |
✅ 判断基準
◎が5個以上:GoトレーニングOK!
◎が3〜4個:要調整(重量かセット数下げる)
◎が2個以下:レスト日にする or アクティブレスト
RPEベースで判断する戦略の是非
「わからん時はRPEで管理して、実際に扱える重量が落ちてたら疲労やと判断して、その日は強度下げる」→ 次の同部位で回復済みになる
このやり方の強み:
・無駄なレストを減らせる(成長機会ロスを防げる)
・自分の体の出力ベースで判断できる(個人最適化
・無理に休まないから頻度も担保できる
注意点は:
・「気づいた時にはすでに疲労が溜まってた」ってのが続くとパフォーマンスのベースラインが落ちる(≒慢性疲労)→ だから **「判定用リスト」+「RPEチェック」**の両輪でやるのがベスト
✅ まとめ:最短ルートへの正しい姿勢
君の戦略はこうなる:
1. 主観的感覚(見極めリスト)で8割判断
2. 不明ならRPEベースで判断、必要ならその場で強度調整
3. 疲労残ってた日は「軽くやる or レスト」、次のセッションで再スタート
これができてれば、5日サイクルを回しつつも**「機能的な柔軟性」**が効いた、まさに“戦略的トレーニング”になってる。君の一貫性と判断力があれば、最短最速の道は踏み外さん。
③ RPEを徹底する。
・重量、レップ数に拘らず全てのセットで指定RPEを達成しに行く。例えばスクワット3×6〜8なら全てのセットでRPE8を達成しに行く。
・フリーウエイトでは「フォーム崩れる限界」でRPE決める。マシンでは「対象筋が焼けて無理」って感覚でRPE決める
・フォームが崩れるRPE10より、完璧なフォームでのRPE9」
④ブロックDについて
「ディロードで完全に何もしない」=マイナス?
→ これはYES寄りのNO
完全に「何もしない(1週間完全オフ)」やと:
起きるかもしれんこと
・神経系(特に高重量系の種目)の感覚が鈍る
・トレーニングの「リズム」が崩れる
・フォームや動作の“再現性”が落ちる
・再開したとき「キツく感じる」
BUT
・怪我してる・体調悪い・疲労ピークなら、完全オフが正解
・心身の「リフレッシュ」には完全休養も有効
⑤HIIT実施タイミングルール
HIITはDay5固定が基本戦略
✅ Day5が「脚トレの2日前」ならHIIT入れてOK
❌ 脚トレ前日は絶対NG(Day0)
⚠️ 例外的に部活が超軽い・リカバリ週ならDay4夜に1セットだけならセーフ
プログレッシブオーバーロードについて
・「オーバーロードさせ続ける」設計さえ守れば 成長は止まらない
A→フォーム、ボリューム
B→ボリューム(+1set +2rep)
C→重量
D⇒狙わない
・基本は「重量>レップ>セット数」の順で伸ばすのが効果的
■種目ごとの進行例(4週間サイクル)
例:ベンチプレス @10RM 85kg
週 | 重量 | レップ数 | セット数 |
1週目 | 85kg | 4×8 | 通常通り |
2週目 | 85kg | 4×9 | レップ増 |
3週目 | 85kg | 4×10 | ボリュームピーク |
4週目 | 87.5kg | 4×8 | 重量上げてレップ下げて再スタート |
このサイクルを回すことで 「漸進的に重量を更新しつつ筋肥大を維持・促進
想定外に対する対応
①「予期せぬ疲労」や「日程ズレ」への対応ルールの追記
◼︎予期せぬ疲労
・軽い疲労・違和感:RPE5以下の動作練習へ切替
・フォーム不安・効かない:中止+サブ種目で終了
・2日以上継続:ディロード導入 or ブロックAへ
◼︎日程ズレ
・1日ズレ:そのまま後ろ倒し
・2〜3日ズレ:未達回だけ優先実施してリスタート
・1週間以上空いた:ブロックAから再始動
(例)
・「Aブロックでも関節疲労が溜まったらDay4のスクワットをブルガリアンSQに」
・「Day5で疲労が取れなかったら次ブロックのDay1でC→Bに変更可能」
②【RPE逸脱時の調整ルール】
・予定よりRPEが+0.5〜1.0高い
⇒ 重量5〜10%減 / セット数1セット減
・RPEが+1.5以上高い
⇒ 種目を中止 or 軽めの補助種目へ切替
⇒ 全体ボリュームを半分にカット
⇒ ディロード or ブロックAへの退避を検討
・一部の種目のみ高RPE
⇒ フォーム・可動域確認、次回以降フォームブロックへ切替検討
(例)「Cブロックで1〜2種目RPE10に近づいたら次サイクルで重量は維持しつつレップ数-1で調整」
③トレーニング中断時の対応(ルール追加)
(例)病気、旅行、試験などで空いたとき
・1週間以上空いた場合:Aブロックから1サイクル再開
・2週間以上空いた場合:Aブロックを2サイクル
・3〜4日空いた場合:既存ブロック継続。ただしRPE-1で調整
・中断理由がケガや体調不良の場合:フォーム重視+A→Dで再構築も選択肢に
④どうしても無理なときのベターな選択肢
質の高いセッション × 適切な回復」こそが最速の近道。時間的に無理やり詰め込むより、質を保てる範囲で柔軟に対応したほうが1年後に勝てる。
優先度 | 代替策 | 理由 |
◎ | 別日にスライド | トレーニング密度・回復の流れを崩さない |
◯ | その週は1日飛ばして4日で回す | 少し長めのサイクルでも目的は達成できる |
△ | その日はサクッと1種目だけでもやる | RDLだけ・スクワットだけやるなど |
△ | 前日に軽め(RPE-1)でまとめる | 「軽め&レップ減」でならまだ現実的 |
× | フルボリュームで前日にぶち込む | 疲労・質・回復すべて崩れる可能性大 |
●追い込む方法
・レストポーズやマイオレップ、トップセット+バックオフ
・追い込まなくても筋肉はつく
1. 筋肥大に必要な刺激=機械的張力+ボリューム(総仕事量)
2. 筋損傷や限界追い込みは「絶対条件ではない」
3. むしろ毎回RPE9〜10でやってると「回復が追いつかず、長期的に頭打ちになる」
・DAY5のレスト日にpullとpushを6セットずつやる。(RPEは7前後)←頻度上げるため